最新の記事

[過去の記事]

原油相場は3営業日続伸で、終値が1か月振りに$50/bbl大台を回復しました。

5月19日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比98セント高の$50.33/bblで、引け後の時間外取引は$50/bbl台前半です。

 

足元の需給バランスがやや余剰気味であったとしても、野放図なシェア争いが拡大しない限り原油相場の大崩れがないことが確認さ れ、底堅い展開となっています。

 

それどころか、減産が延長される場合第3四半期の需給は供給不足となる可能性が高く、いかにシェール オイル生産が予想以上の回復を示していてもそのギャップを埋めることはできないでしょう。

 

また、シェール オイル生産についても、増加のペースに若干の陰りがうかがえます。

ベーカー ヒューズによる5月19日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比8基増の720基です。

着実に増加してはいますが、5週連続で一桁台の伸びと勢いの低下も否めません。

 

イランの大統領選挙は高い投票率を示し、選挙基盤の弱い保守強硬派のライシ師に対し現職のロウハニ師の優勢が報じられていま す。

 

ライシ師が当選した場合は欧米との核合意の遵守が危ぶまれ、制裁再開による原油供給の不安が材料視されますが、ロウハニ師再選 の場合は現状が続くことになります。ただ、ライシ師の得票数によっては現在の経済復興の遅れに対する国民の不満が炙り出され、今 後の OPEC 減産への協力姿勢に陰を落とす可能性もあります。

 

引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した5月16日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比0.3%減で4週連続の縮小です。ただし、縮小幅は前回までに比べて大きく後退しました。

 (参考図表)

 

過去3週とは違って売り玉はむしろ若干減り、それ以上の買い玉の減少が買い越し幅の縮小につながっています。

総取組高は前週比2.7%増で、4週連続の増加となっています。

最新情報&更新情報

2017.5.20 CFTC建玉報告を更新しました。
2017.5.18 米国の需給を更新しました。
2017.5.17 日本の需給を更新しま した。

inserted by FC2 system